WEB制作会社で働くWEBデザイナーの現実の話

WEB制作会社で働く-WEBデザイナーの現実アイキャッチ画像 WEBデザイン

WEBデザイナー。聞こえはオシャレで、かっこさよさげ。

まゆやん
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しかも最近WEBデザイナーの需要が高まり、世の中に必要とされている職業の一つでもあります。

WEBデザイナーは一見華やかな世界に思えますが、実はとっても地味なお仕事。そんなWEBデザイナーの現実、実態についてお話していきますね。

最初に、WEBデザイナーとは

一言でいえばWEBページのデザインを考え、形にしていくお仕事です。

まゆやん
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例えば、企業のHPや採用ページ、ランディングページ(LP)などを作成したり、それに関わる細かなデザイン(広告バナーなど)も作成します。

会社によってはデザインだけではなく、コーディングと呼ばれる作業(htmlやcss、phpを使ってプログラミングすること)をすることもあります。

WEBデザイナーは常に、

・ユーザーが思った通りに動いてくれるか?

・デザインは使いやすいか?

・このデザインは惹きつけられるか?

などを考えています。他にも気をつけなければならない部分はあります。

特にWEBデザインはお客さんがあってこそ作れるものなので、自分の好みのデザインよりもお客さんの好きなデザインにしなければなりません

まゆやん
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上記の3つに加え、お客さんの好みにしなければならないので何度も何度もデザインが覆されることもかなりの頻度であります。ここが結構メンタルにくるところです。

意外と粘り強さが必要で、デザインに対しお客さんを説得する技術も必要になります。

 

納期がある

意外と「納期がない」と思われがちですが、納期はあります。この日までに必ず仕上げなければならない日があり、どんなに仕事が切羽詰まっていても期限は守らなければなりません。

まゆやん
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特に、お客さんとデザインをもめているときはとても大変です。こういう時にお客さんを説得する技術が必要です。

公開日は後ろにずらすことができないのに、デザインがなかなか決まらず後の作業がどんどん押していくこともあります。

こんな時でも他の仕事も並行してやらなければならないので、公開日直前や、納期前日だと終電帰りや泊り込みもあります。

WEBデザインはデスクワークだから体力が落ちていくのにも関わらず、泊り込みや連日の残業で体力勝負な一面も。

まゆやん
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早めに終わった日は先輩たちと近くのジムに行って走っていました。体力がないと疲弊していきます。

 

WEBデザインだけ学んでいればいい訳ではない

WEBデザイナーはWEBデザインだけをしていれば良い!という訳ではなく様々な分野での知識が必要になり、日々勉強をしなければなりません。

特に必要な分野は

・心理学
・マーケティング
・プログラミング
・営業力
・担当している業界の知識

この分野をさわりだけでも学んでおく必要があります。デザインだけ勉強をしている人がいますが、デザインをより深みのあるものにしていく場合は様々な分野も学ぶべきです。

まゆやん
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WEBデザイナーは生き残るために必死なのです。

WEBデザイナーの仲間がいる

WEB制作会社で働いている場合、自分の他にもWEBデザイナーがいます。他にもデザイナーがいるということはとても心強いことです。

デザインで迷ったりした時によき相談相手がいる状況で働くのはとても精神的にもいいことです。

WEB製作会社の仕組み

WEBデザイナーを説明する前にWEB制作会社とはなんなのかを軽く説明しますね。

WEB制作会社とは、企業からWEB制作の仕事を受け、そのWEBページを作成する会社です。

会社の規模によりますが、会社内の組織としては
「社長」「経理(外注の場合あり)」「ディレクター」「営業」「WEBデザイナー」「デザイナーアシスタント」「フロントエンジニア」「プログラマー」などでだいたい構成されています。

まゆやん
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会社によっては営業や経理がいなかったり、プログラマーとフロントエンジニアが一緒の場合もあります。

新規HP制作の大まかな仕事の流れ
  • STEP1
    営業やディレクターが仕事を取ってきます
    コンペや営業などで仕事を取ってきたものを社内に持ち帰り、社内チームを作ります
  • STEP2
    ディレクターがデザイナーに仕事を振ります
    メインデザイナーからさらにアシスタントデザイナーに仕事が割り振られます
  • STEP3
    デザイナーがデザインをします
    ラフの提出やメインビジュアルなどを作成
  • STEP4
    制作途中の段階でお客さんと打ち合わせします
    この時にディレクターが一人でいく場合とデザイナー同伴でいく場合があります(もしくはオンライン会議)
  • STEP5
    デザインを進めます
    途中で提出などがあり何度もデザインに修正をいれていきます
  • STEP6
    フロントエンジニアやプログラマーに実装を頼みます
    場合により簡単なHTMLのコーディング作業があったりします
  • STEP7
    テスト公開します
    ここでお客さんに最終的な確認をしてもらい、修正をしたり、そのまま作業を進めたりします。
  • STEP8
    本番に公開します
    これで仕事は終わり。不具合がある場合もあるのでしばらく待機することも。更新契約があるなら更新作業もします。

大まかですがこんな流れでWEBデザイナーは仕事をしています。

請求書などの金銭のやりとりはディレクターや営業、小さな会社だと社長が発行していることが多いです。WEBデザイナーは基本的に関わりません。

 

請け負っている仕事が、直接取引で得た仕事なのか、代理店からいただいた仕事なのかで少し仕事内容が変わってくるのでそこを詳しくお話ししますね。

 

制作の仕事が直接取引の場合

直接取引

請け負っている仕事が、お客さんと直接やりとりをしている場合は直接取引となります。お客さんとの間に誰も入っていない状況のことです。

直接取引をしている場合はWEB制作会社に大きなお金が一気に流れ込みます。

まゆやん
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もし自分がその直接取引している仕事を担当している場合、ボーナスなどに反映されることもあるそうです。(小声)

お客さんと会社内のディレクターがやり取りをし、ディレクターがデザイナーに仕事を振ります。ディレクターの代わりに営業の方がお客さんとのやり取りを行う場合があります。

 

ただ、直接取引の場合、相手の企業がホワイト企業かブラック企業かで大きく変わってきます。良くも悪くも相手企業の影響を受けやすいんです。

まゆやん
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ブラック企業で大企業だととても大変!

大企業でHP担当している人は企業内で立場的に低いことが多々あります。どんなにその方とのやりとりがうまくいって、デザインが固まろうとも上の人が「だめ!」といったら最初からやり直しです。

そして下から上に上げていく途中でデザインの方向性が違ってきたり、最終的な判断をする人がだめといってしまったら作り直しです。

まゆやん
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大企業に限ったことではありませんが、こういうことはたくさんあります。理不尽さに耐える力がないとやっていけません。

 

直接お客さんと話すことができるので意思疎通がしやすくスケジュールなども管理がしやすいのがメリットです。じっくりヒアリングできるのでデザインもしやすいです。
お客さんの担当者がWEB制作に詳しい方ならばスムーズに仕事を進めることができますが、ほとんどの方はWEBに詳しくないためにやりとりが複雑化することもあります。良くも悪くも影響を受けやすいので相手がブラック企業だと大変。

 

代理店を経由する場合

代理店経由の場合
直接取引の時とは違い、制作会社とお客さんの間に広告代理店などが入る場合があります。
制作会社の営業の代わりにお仕事を取ってきてくれるので、制作会社だけでは取ってこれないような大きな仕事をいただけることもあります。
制作会社がいい働きをすれば、継続的に良い案件を持ってきてくださるので、制作会社と広告代理店は切っても切り離せない関係です。
まゆやん
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ただこの場合、制作会社はお客さんと直接やりとりができません。

広告代理店の方はその道のプロである場合が多いので、スケジュール管理などがスムーズに行われ、デザインの説得なども広告代理店の方が行ってくれることになります。
お客さんと制作会社のことをしっかりと下調べをしている場合も多くこちらの要望を伝えてくれます。面倒な仕事を行ってくれるのでデザインに集中しやすい環境ができます。
その代わりに全て代理店経由になるため、利益は既定の額、制作スケジュールはお客さん、代理店、制作会社の3つをすり合わせる必要があるためタイトなスケジュールになることが比較的多いです。
ただ、「全て代理店経由」というのにはリスクがあります。
まゆやん
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もしその代理店の担当者がプロではなく、意思疎通もうまく行かない、スケジュール管理が下手だった場合はどうなるか…。

このような経験したことがあるのですが、ものすごく大変でした。
ラフの段階で、打ち合わせやすり合わせがうまくいっておらず、その後のデザインにも影響が出たり、言った言ってないで揉めたり、スケジュールが間違っていたりしました。
この時しびれを切らして、ディレクターと一緒にそのお客さんに会えないかと強く言ったほどです。
もちろん会えなかったので作業は難航しました。
まゆやん
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そんな代理店が取引先にあるとぞっとします。(その代理店は業界では有名だったりします)

・代理店の方が面倒な仕事を引き受けてくれるのでデザインに集中しやすい

・制作会社の力だけでは取ってこれないような大きな仕事ができる

・継続的に案件を紹介してもらえるので仕事に困らない。

代理店の担当者の質により大きく仕事が影響される
・タイトなスケジュールになりがち

 

制作会社のさらに下請けの場合

制作会社が自社のリソースで回しきれなくなった時に外注をします。その時の形態が制作会社の下請けです。
この場合はフリーランスで活躍されている方や制作会社を始めて間もない会社が請け負うことも多いです。

下請けなのでTOPページやカテゴリーTOPページ以外の下層ページと呼ばれるページの作成が多いです。

まゆやん
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利益は少なく、制作実績として載せることも許可されていない場合もありなかなか大変です。

以前いたWEB制作会社から独立したフリーランスデザイナーに仕事を割り振られることが多いのでWEB制作会社とは円満な関係をいつまでも築いておきたいですね。

 

WEBデザイナーの待遇について

給料

ついにきました待遇面。WEB制作会社や経験の有無により少し違ってきますのでそこを書いていきますね。

WEBデザイナーの給料

未経験で制作会社に入ったとするとかなーり安いです。その会社の最低給料で契約することもあるほどです。

まゆやん
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これは経験しました。はっきり言って営業職の方が高かったです。

ただ1年くらいして昇給すると、儲かっている制作会社ならば大企業並みにもらえたりします。給料の上がり幅にとても喜びました。その時に技術力もついていることが条件ですけどね…

あまり儲かっていない制作会社だと技術力があってもかなり安いです。(先輩談)ここは企業によるとしか言えません。

ただ、業界全体の年収を見ると「300万〜400万」が相場なのでそれくらいを見ておくといいと思います。

WEBデザイナーでもアートディレクターなどに昇給すれば結構給料がもらえるみたいです。よくアートディレクターはみんなにたかられていました。

◆残業代について

WEB制作会社は基本的にみなし残業であることが多く、給料に残業代が含まれています。
なので、どんなにたくさん残業をしようとたくさん働いた分の残業代はもらえないことが多いです。

まゆやん
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残業が多くても給料はそのままなので結構メンタルにきます。

WEBデザイナーは手に職をつけれてとても良いのですが、WEB制作会社勤務だと給料が低いのでものすごく稼ぎたいと思う人には不向きかもしれません。

高収入のWEBデザイナーになるには、独立して自分のブランドを築く必要があります。

 

ワークライフバランス

これは会社によりますが、時短勤務やフレックスタイム制の会社が選べなければ残業はものすごい多い職種です。

まゆやん
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ほぼ仕事で1日が終わり、定時で帰れる日は少ないです。終電逃してタクシー帰宅、泊まり込みなどもありました。

特にWEB制作会社だと、長時間労働は当たり前になっているところが多く、定時で帰るにも報告がいるところもあります。請け負った仕事により、休日出勤があることも。

なぜなら、WEB制作業界は常に人手不足なのにも関わらず、作業量が多いためです。そして技術者を下に見ている人も多いため、給料が低く、人が集まりにくいからです。

もし、WEB制作会社で仕事もプライベートも充実させたい!と思っているなら、時短勤務で正社員契約することが一番です。

本当に時間が足りずプライベートで自分のケアがなかなかできないので、自分自身でのメンタルのケアがすごく重要になってきます。心の風邪を引きやすい現場なので、ストレス解消法は確立させたいところです。

制作会社で働くWEBデザイナーの転職率

だいたいの人がWEB制作会社を2~3年のペースで転職します。それくらい離職率が激しい世界なんです。

まゆやん
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なぜならそれくらいで飽きてしまう人も多く、2~3年でその会社でできることすべてをやってしまうこともできるからです。

制作会社には得意不得意の分野があり、銀行やお堅い案件に強いところ、アパレル系に強いところなどがあります。

ほとんどの人が他の分野のWEB制作にも強くなろうというスキルアップのために転職することが多く、IT業界の転職はわりとポジティブ転職も多いようです。

まゆやん
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他の業界よりも転職に関しては緩いでしょうね。

 

まとめ

・WEB制作会社で働くWEBデザイナーは案件によって残業が多く、ワークライフバランスがうまく取れないことが多い

・制作会社が儲かってなければ給料も低く、未経験で就職したとなると給料は低いです。その代わり、技術力がついて実務経験が長いほど給料も高くなる業界

・転職率が高いのですが、ポジティブ転職が多く独立していく人も多い

以上がWEB制作会社で働くWEBデザイナーの実態でした。未経験からの転職や、新卒で働こうとなった方の役に立てれば嬉しいです。

ブラックWEB制作会社の見分け方についても書いているのでぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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